Q&A -ファイル
Q1. 他のソフトで作ったオブジェクトがうまく読み込めない、Metasequoiaで作ったオブジェクトが他のソフトでうまく読めない
Q2. 他のソフトで作ったオブジェクトを読み込むと面の表裏がバラバラになる
Q3. 他のソフトでオブジェクトを持っていった際、テクスチャ情報がおかしい
Q4. 出力したファイルを他のソフトで読み込むと頂点数が増える、または面がバラバラになる
Q5. 他のソフトとファイルをやり取りするとオブジェクトが極端に大きく、または小さくなる
Q6. MQOのファイルフォーマットの仕様が知りたいのですが
Q1. 他のソフトで作ったオブジェクトがうまく読み込めない、Metasequoiaで作ったオブジェクトが他のソフトでうまく読めない
A1-1. 対応していない機能を用いた
ファイル入力
または
ファイル出力
で対応している機能を確認して下さい。MQO以外の形式を用いると、たいていの場合では何らかのデータが失われてしまうのでご注意下さい。
A1-2. ソフトのバージョンの問題
ソフトのバージョンによってファイル形式が若干異なるためにうまく読めないことがあります。新または旧バージョンを使わない、異なるファイル形式を用いてみる、などをしてみて下さい。ただし、どうしようもない場合もあるので注意。
Q2. 他のソフトで作ったオブジェクトを読み込むと面の表裏がバラバラになる
A2. ファイルに面の方向が定義されていない
ソフトまたはファイルフォーマットによっては、面は表裏のない両面として扱われるために、ばらばらな向きでファイル出力を行うものがあります。その場合には、
メニュー[オブジェクト][面の方向を統一する]
[反転]コマンド
などで面の表裏を修正してください。
特にDXFやROKなどを読み込んだ場合にはバラバラになりやすくなります。
Q3. 他のソフトでオブジェクトを持っていった際、テクスチャ情報がおかしい
A3-1. 対応していない画像形式を使っている
テクスチャに使用している画像形式(BMPやJPGなど)が受け取り側のソフトで対応していない場合、他のソフトでのインポート時にそのファイルは大抵の場合で無視され、テクスチャは表示されません。自動的に画像形式のチェックや変換が行われることはないので、個々のソフトごとの画像ファイルの対応を事前にチェックして下さい。
2. UVマッピング情報を持つことが出来ない形式で出力した
ファイル形式によってはUVマッピング情報を持つことが出来ません。この場合は他の形式を使ってください。各形式がUVマッピングに対応しているかどうかは
ファイル出力
を参照。
A3-3. テクスチャに対応していない形式
DXFなどファイル形式によってはテクスチャに対応していないものがあります。他の形式を利用してください。
Q4. 出力したファイルを他のソフトで読み込むと頂点数が増える、または面がバラバラになる
A4. 法線・UVマッピングの仕様のため
いくつかの形式において[UVマッピング]の項目をチェックして出力すると、頂点数が増えたり、また面がバラバラになることがあります。特に必要のない場合は[法線][UVマッピング]のチェックは外してお使い下さい。
これは出力したファイル形式が「面を構成する各点」ではなく「頂点ごと」でしか法線・UVマッピング情報を持てないことに起因します。メタセコイアでは「面を構成する各点」ごとにこれらの情報を持っていますが、複数の面が同じ頂点を共有していて、かつ法線・UVマッピングが異なる場合には、出力時に別の頂点として分離することにより法線・UVマッピング情報を正確に保持するようになっています。
[法線][UVマッピング]のチェックを外した場合、頂点数は保持されますが、各面の法線・UVマッピングは一つにまとめられ、この結果として法線・UVマッピングの見た目が異なるようになります。
Q5. 他のソフトとファイルをやり取りするとオブジェクトが極端に大きく、または小さくなる
A5. 長さの単位が異なるため
メタセコイア内では各頂点座標はm(メートル)やmm(ミリメートル)などの単位を持たない、ただの数値として扱われています。これを他のソフトとファイルでデータをやりとりした場合、何らかの単位として扱われるために極端に大きいまたは小さいオブジェクトになることがあります。ファイル入出力時に[拡大率]の項目を指定することにより、各ソフトとのデータ交換時に適切な長さに変換することができます。ファイル入出力時に[拡大率]を変更しながら、適切な[拡大率]がいくつかを確認してください。
Q6. MQOのファイルフォーマットの仕様が知りたいのですが
A6. ホームページ上で公開されています
ホームページには最新の仕様書が公開されていますので、そちらをご覧下さい。また、プラグインSDKにはMQOファイルを独自で読み込むためのソースコードが含まれています。