CGの場合はレンズを通す必要がないため、メタセコイアを含めたCGソフトでは一般的には焦点に相当する位置を基点として座標計算を行います。
そのため、どのソフトでも焦点距離については「概念自体が存在しない」が正解で、直接画角を指定します。
ただ、カメラに慣れている人が扱いやすいようフィルムサイズや焦点距離を指定して画角を換算できるようになっているソフトもあります。
メタセコイアの場合、視点パネルに表示される「画角」の値は対角ではなく水平・垂直方向のうち短いほうの値を指します。
つまり、ビューが横長の場合は垂直方向の画角となります。
画角をθ、焦点距離をL、画角に対応する方向のフィルムサイズをWとしたとき、
L = W / tan(θ/2) / 2
の計算式で焦点距離を求めることができます。
例えば横長のビューで35mmフィルム換算とする場合、Wは24mmで、垂直方向の視野角θ=45°とすると
tan(θ/2) = tan(45° / 2) = 0.414
なので、
焦点距離L = 24 / 0.414 / 2 = 約28.9mm
と計算されます。
http://aska-sg.net/shikumi/019-20060201.html
に35mmフィルム換算での焦点距離と水平・垂直方向画角の一覧がありますので、こういった表で確認するといいかもしれません。