Metasequoia 4 Ver4.8.3をリリースしました。
今回の更新ではglTFへの対応を強化し、glTF 2.0の仕様策定後に追加された下記の物理ベースレンダリング(PBR)向け拡張に一通り対応しました。
- クリア塗装 (Clearcoat)
- 屈折 (IOR)
- 光沢 (Sheen)
- 反射光 (Specular)
- 透過 (Transmission)
- ボリューム (Volume)
- 照光なし (Unlit)
glTFシェーダに追加された各パラメータは、リアルタイムのプレビュー表示、パストレーシングレンダリングどちらにも反映され、従来よりもずっと高度な質感表現が可能になりました。
また、[計測]機能に放射状に厚みを計測できるようになりました。glTFのボリューム設定時に併用する「厚さマップ」を生成するためにも利用できます。
本リリースではその他、若干の修正も行われています。詳細はリリースノートをご参照ください。
厚さマップの生成は手順が少し複雑ですので、別の記事で解説します。物理ベースレンダリング・glTFについて、その概要や操作方法などを何回かに分けて記事を公開予定ですのでこうご期待。