Metasequoia 4(Ver4.5)より追加された「Matcap」表示機能についてご紹介します。
Matcap表示とは
照光パネルの[Matcap]ボタンをクリックすると有効になります。
Matcap表示の活用
Matcap表示はレンダリング後の仕上がりをイメージすることに役立ちます。
例えば、[RenderMan連携機能]を利用して左図のような球体をレンダリングします。
球体の画像をMatcapに[ファイル登録]して表示すると、同じ材質と光源を使ってレンダリングしたときの仕上がりに近い見た目を確認しながらモデリングすることができます。
左がMatcap表示を適用したオブジェクトで、右が実際にレンダリングしたものです。
Matcap表示では画像の陰影を使用するため、光源の向きを変更することはできません。
光源の向きを変更したい場合は、別の画像を用意する必要があります。
また、Matcap表示に使う画像はMetasequoiaでレンダリングしたものに限りません。
その他、WebでMatcap用の画像を公開しているサイトもあります。
※注意:ご自分で制作された画像以外を使う場合には、必ず使用画像のライセンスを確認してご利用ください。
Matcap表示は、作成中のオブジェクトの表示を確認しやすくすることにも役立ちます。
Matcap表示を使用することにより、オブジェクトの凹凸がよりわかりやすくなります。
Matcap表示はモデリングの様々な場面で役立つ機能ですので、ぜひお試しください。
大分のファブラボに時々出かけています。3Dの開発の早さに驚いています。ちょうどワープロをプリントアウトするのにできたての頃は、かなり時間がかかっていたのに今では、ほとんど時間をおかず出てきます。現在ファブラボでは、3D作品をプリントアウトするのにかなり時間がかかっています。最新の情報では25倍から100倍はやくなるそうです。間もなく早いものが普及するでしょう。インクの値段が下がることも期待しています。
○○で△倍よくなるというのは実物が出るまで話半分に聞くくらいでいいと思いますが、現状のようにサイズによっては数時間から半日以上かかると施設での貸し出し利用には厳しい感があるので、高速な機種の登場は望まれるところですね。