RenderMan連携機能:ノイズ低減オプション

Metasequoia 4(Ver.4.5.7)では、RenderMan連携機能からRenderManのノイズ低減オプションを利用できるようになりました。

 

レンダリング後の画像にノイズ低減フィルターをかけることで、低いサンプリング数でもノイズの少ない画像を得ることが出来ます。

オプションの設定方法

[RenderMan > レンダリング設定]から、ノイズ低減処理を行うかどうかを選択できます。
※このオプションを有効にするにはRenderManのVer.20以降が必要です。古いバージョンをお使いの場合は、RenderMan公式サイトより最新版をご入手ください。
※ノイズ低減処理を行う場合、画像の出力先は「ファイル」のみとなります。「It」ツールによるレンダリングの途中経過の確認はできません。

レンダリング結果の比較

※画像をクリックすると拡大画像を表示します。

レンダリング結果
サンプリング数 32 1024 32
ノイズ低減 なし なし あり
処理時間 16秒 8分44秒 38秒

低サンプリング数でのレンダリングでは画像全体にノイズがかかってしまいます。より綺麗な画像を得るためにはサンプリング数を高くする必要がありますが、高サンプリング数でのレンダリングは非常に時間がかかります。
ノイズ低減オプションでは、レンダリング画像にあとからフィルターをかけてノイズを取り除くため、比較的短時間でノイズの少ない画像を得ることが出来ます。

サンプリング数1024・ノイズ低減なし サンプリング数32・ノイズ低減あり

画像を拡大して比較すると、ノイズ低減処理を行った画像は線が歪んでいることがわかります。


製作中のレンダリング結果の確認は低サンプリング数で短時間に行い、最終的な完成画像は高サンプリング数でレンダリングするなど、画像の用途に合わせてオプションをご利用ください。